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請求書メールの件名はどう書く?書き方のルールと今すぐ使えるテンプレートを紹介

請求書メールの件名はどう書く?書き方のルールと今すぐ使えるテンプレートを紹介

請求書をメールで送る際、件名の書き方で悩むことはありませんか。

請求書を送る際のメールの件名が曖昧だと、他のメールに埋もれて見落とされたり、最悪の場合、未入金などのトラブルに発展するリスクもあります。

本記事では、請求書のメールを確実に開封してもらうための正しい件名の書き方と、そのままコピペで使える「ケース別テンプレート」を紹介します。

請求書メールの件名が重要な理由とは?未払いリスクとの関係

請求書メールの件名は、単なる表題ではありません。件名の書き方次第で、メールの開封率や支払いの円滑さが左右されることがあります。ここでは、適切でない件名がもたらす3つのリスクを解説します。

大量のメールに埋もれて見落とされる

取引先の経理担当者は、日々大量のメールを受信しています。このため、件名を見ただけで優先度が判断できない場合、開封が後回しにされてしまう可能性があります。

メールが未読のまま放置されれば、結果として支払いが遅延するケースが考えられます。場合によっては、そのまま忘れ去られてしまうこともあり得ます。

迷惑メール判定や誤削除を招く

具体性に欠ける件名や、不審なファイルが添付されていると思わせる件名は、セキュリティーソフトや担当者の判断で迷惑メール扱いされるリスクがあります。

一度「ゴミ箱」や「迷惑メールフォルダ」に振り分けられたメールは、その後、取引先の担当者の目に触れなくなってしまう可能性も少なくありません。

メールの検索性が低下する

取引先の担当者が請求書メールを検索する際、件名が曖昧だと、キーワード検索にヒットせず、該当のメールを見つけられない可能性があります。

結果として、「請求書が届いていない」と誤認されたり、再発行依頼が発生したりして、支払いが翌月にずれ込んでしまうケースもあり得ます。

請求書メールの件名に必要な要素とは?

請求書メールの件名に必要な3つの要素をまとめた図

請求書メールの件名には、受信者がひと目で内容を把握できる情報を盛り込むことが大切です。ここでは、件名に含めるべき3つの要素を紹介します。

「請求書」という言葉を冒頭に含める

件名の冒頭(左側)に「請求書」というキーワードを配置することで、メールの用件が一目で伝わります。スマートフォンの通知画面やメールソフトの一覧表示では、件名の後半部分が省略されることがあるため、用件を示す言葉を先頭に置く工夫が効果的です。

「請求書送付のご案内」「【請求書】○月分」のように、優先的に確認すべきメールであることが明確に伝わる形式を心がけるとよいでしょう。

送信元の「企業名」を明記する

「誰からの請求か」が不明なメールは、不審メールとして開封されない可能性があります。安心して開封してもらうためには、件名に自社名(または屋号)を含めることが大切です。

「(株式会社○○)」「○○株式会社より」などと記載し、送信元を明確にすることで、受信者が差出人を判別しやすくなります。

「対象月・案件名」を記載する

「請求書送付のご案内」という件名だけでは、どの取引に関する請求書なのか判断がつきません。「○月分」「○○プロジェクト分」など、請求内容を特定できる情報を件名に盛り込むことで、受信者側でもメールの管理がしやすくなります。

複数の取引がある場合でも、該当の請求書をすぐに見つけられるため、確認作業の効率化にもつながります。

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【ケース別】請求書メールの件名・本文テンプレート

請求書メールは送付の目的やシチュエーションによって、件名や本文の書き方を変える必要があります。ここでは、代表的な3つのケースに応じたテンプレートを紹介します。

メールにPDFを添付して送るケース

最も一般的な、請求書をPDF化してメールに添付するケースです。件名で用件を端的に伝え、本文では請求金額や支払期日などの重要事項を補足します。

件名:【請求書送付】202X年○月分ご請求の件(株式会社○○)

本文:

株式会社△△経理部 □□様

いつも大変お世話になっております。株式会社○○の(氏名)でございます。

標題の件、202X年○月分のご請求書をPDFファイルにてお送りいたします。ご多忙の折恐縮ですが、内容をご確認の上、お手続きのほどよろしくお願い申し上げます。

【ご請求内容】

  • ご請求金額:¥○○○,○○○-(税込)
  • お支払い期限:202X年○月○日(○)
  • 請求書番号:No.123456

※本メール添付の請求書をもって原本とさせていただきます。ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。今後ともよろしくお願い申し上げます。

メール送付後に原本も郵送するケース

メールで速報としてデータを送り、後から紙の原本を郵送するケースです。二重払いや処理の重複を防ぐため、原本を別途送る旨を明確に伝えることが大切です。

件名:【請求書送付・原本郵送】202X年○月分ご請求の件(株式会社○○)

本文:株式会社△△経理部 □□様

いつも大変お世話になっております。株式会社○○の(氏名)でございます。

標題の件、202X年○月分のご請求書を添付にて送付いたします。なお、本請求書の原本は本日郵送にて手配いたしました。到着まで今しばらくお待ちくださいませ。

【ご請求内容】

  • ご請求金額:¥○○○,○○○-(税込)
  • お支払い期限:202X年○月○日(○)

※ご注意※

経理処理の重複(二重のお支払い)にご注意くださいますようお願い申し上げます。まずは本メールにて、金額等のご確認をいただけますと幸いです。

ご不明な点がございましたら、お知らせください。引き続きよろしくお願い申し上げます。

入金確認が取れず請求書を再送するケース

支払期限を過ぎても入金が確認できない場合の、催促を兼ねた再送メールです。相手に不快感を与えないよう丁寧な表現を心がけつつ、用件は明確に伝えます。

件名:【再送・ご確認のお願い】202X年○月分ご請求の件(株式会社○○)

本文:株式会社△△経理部 □□様

いつも大変お世話になっております。株式会社○○の(氏名)でございます。

202X年○月○日付で送付いたしました請求書(○月分)につきまして、念のため再送させていただきます。

本日の時点で、弊社にてご入金の確認が取れておりませんでしたため、ご連絡を差し上げました。

【未入金のご請求】

  • ご請求金額:¥○○○,○○○-(税込)
  • 当初お支払い期限:202X年○月○日(○)

本メールと行き違いでご入金済みの場合は、何卒ご容赦ください。

万が一、お手元に請求書が届いていない場合は、お手数ですが添付ファイルをご確認いただけますでしょうか。

ご状況をご確認の上、折り返しご連絡をいただけますと幸いです。よろしくお願い申し上げます。

請求書メールのNG件名

良かれと思って行った工夫や、何気ない習慣が、かえってメールの確認を遅らせる原因になることもあります。ここでは、避けるべきNGな件名の例とその理由を解説します。

件名なしや「お疲れ様です」

件名が入力されていない「無題」のメールや、「お疲れ様です」「お世話になっております」といった挨拶のみの件名は避けた方が無難です。

受信者側からすると、開封するまで何の内容か全く分からず、後回しにされる可能性が高まります。また、スパムメールの手口と似ているため、セキュリティーソフトによって自動的に迷惑メールフォルダへ振り分けられるリスクもあります。

機種依存文字の使用

目立たせるために、丸数字やローマ数字、特殊な記号などの「機種依存文字」を件名に使用するのも避けた方が良いでしょう。

送信側と受信側のPC環境(OSやメーラー)が異なると、これらの文字が正しく表示されず、「?」や意味不明な記号の羅列(文字化け)になってしまうことがあります。件名が文字化けしていると、不審なメールとして警戒され、削除されてしまう原因にもなりかねません。

「重要」などの過度な使用

「至急」「重要」「緊急」といった言葉を頻繁に使用すると、本当に重要な場合に効果が薄れてしまう可能性があります。

また、相手を必要以上に急かす印象を与え、心証を損なう可能性もあります。こうした言葉は、実際に緊急性がある場合に限定して使用した方が効果的です。

件名が毎回変わる「表記ゆれ」

先月は「ご請求書」、今月は「請求書送付」といった具合に、同じ取引先への件名がバラバラだと、受信側でメールの振り分け設定(フィルタリング)が機能しにくくなります。

結果として、請求書メールが他のメールに紛れてしまい、見落としの原因となることも少なくありません。件名のフォーマットは統一し、毎回同じ形式で送ることで、双方の管理がスムーズになります。

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請求書のメールを確実に開封してもらうためのマナー

件名の工夫に加えて、メール送付時のマナーを守ることで、請求書が確実に届き、開封される確率を高められます。ここでは、押さえておきたい3つのポイントを紹介します。

  1. 初回送付前に「メール送付の承諾」を得ておく
  2. ファイル形式は「PDF」に変換しておく
  3. 「検索しやすさ」を意識してファイル名を統一する

1.初回送付前に「メール送付の承諾」を得ておく

これまで郵送でやりとりしていた場合、事前の連絡なしに突然メールで請求書を送るのはマナー違反とされることがあります。

企業によっては「原本保存が必須」などの社内規定により、電子データでの受け取りに対応していないケースもまだ存在します。メール送付に切り替える際は、事前に電話やメールで了承を得ておきましょう。

その際、請求書の送付先アドレス(経理担当者直通か、部門共通アドレスかなど)もあわせて確認しておくと安心です。

2.ファイル形式は「PDF」に変換しておく

請求書ファイルは、ExcelやWordのまま送るのではなく、PDF形式に変換してから送付します。

編集可能なファイルのまま送付すると、数値や日付が誤って書き換えられてしまう改ざんのリスクがあるためです。また、受信側のPC環境によってはレイアウトが崩れたり、バージョンの違いでファイルが開けなかったりすることもあります。

PDFであれば、どのような環境でもほぼ同じ見た目で表示・印刷ができる上、改ざん防止の観点からも効果的です。

請求書のPDF送付についての詳細は、以下の記事をお読みください。

3.「検索しやすさ」を意識してファイル名を統一する

「doc001.pdf」のような機械的なファイル名では、後から該当の請求書を探す際に手間がかかります。

一方、「2025年1月分請求書_株式会社○○.pdf」のように、請求書であることが分かる命名規則を採用すれば、取引先の担当者が検索しやすくなるでしょう。

なお、電子帳簿保存法には取引書類の保存要件が定められています。検索しやすいファイル名は、この対応策としても有効です。

電子帳簿保存法の保存要件については、以下の記事をお読みください。

請求書発行システムで請求書の発行業務を効率化する

ここまで紹介した件名やマナーを、手作業ですべてのメールに対して徹底するのは容易ではありません。手動でメールを作成する場合、宛先の入力間違いや、添付ファイルの取り違えといったヒューマンエラーのリスクが常につきまといます。また、毎月数十件から数百件のメールを、テンプレートをコピー&ペーストして作成・送信するのは非常に非効率です。

こうした課題を解決する上で有効なのが、請求書発行システムの導入です。システムを利用すれば、件名や本文があらかじめ設定したテンプレートで作成され、クリック一つで一斉送信可能になります。

また、多くのシステムには「開封確認」機能が備わっており、相手が請求書を見たかどうかを把握できるため、未読リスクを解消しやすいというメリットもあります。

まとめ

請求書メールの件名は、請求書が「開封されるかどうか」を左右する非常に重要な要素です。「請求書」という言葉を冒頭に入れる、社名と件名を明記するといった対策は、メールが見落とされるリスクを大幅に減らし、取引先での管理をしやすくする上で役立ちます。

今回の記事では、請求書メールを作成する際のマナーや注意点、手本となるテンプレートも紹介しました。ぜひ、これらを参考にして、スムーズな債権管理につなげてください。

なお、請求書発行業務をさらに効率化するには、請求書発行システムも効果的です。自社に合ったシステムをお探しであれば、「Bill One債権管理」の導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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「月次決算に役立つ情報」編集部

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