グループ経営の「光」と「影」
グループ間の接続業務の効率化から利益を創りだす、
「シェアードサービス」への期待と運用の実際概要
グループ経営を成功させるためには、その利点と課題を十分に理解し、効果的な管理体制を築くことが重要です。 グループ経営は、経営資源の集約による競争力の強化や事業ポートフォリオの多角化によるリスク分散、人材・後継者不足への対策など推進メリットが多くあります。その半面、財務リスクの連鎖や、複雑な人材管理構造から生じる責任の曖昧さなどの課題とも背中合わせの状態です。
こうした、グループ経営の「影」の部分に光をともす存在として、デジタルを活用したグループ間接業務の効率化、重複する業務を集約することでコストの削減を実現する施策として「シェアードサービス」を導入する企業が増えてきています。
本セミナーでは、グループ全体の長期的な成長を視野に入れた、経営基盤の構築、全体最適の考えに基づく間接業務の効率化について有識者より解説します。さらに、グループ会社のシェアードサービスとしてBill Oneを導入いただいている、東海東京サービス株式会社様より実践例をお話しいただきます。
セッション情報
セッション1(0:00:00〜0:40:53)
企業グループ・マネジメントの全体最適化に向けて
今、改めて考えるシェアードサービスのメリットとデメリット
慶應義塾大学商学部教授 公認会計士 園田 智昭 氏
1991年 慶應義塾大学大学院商学研究科博士課程単位取得。2006年より慶應義塾大学商学部教授。 総務省契約監視会委員。著書に『シェアードサービスの管理会計』(中央経済社、2006年)、『イノベーションと事業再構築』(共著、慶應義塾大学出版会、2006年)、『原価・管理会計入門』(共著、中央経済社、2010年)。
セッション2(0:40:54〜1:07:59)
1社の成功を7社へグループ展開
請求書業務480時間削減だけでなく、生産性向上へつなげる挑戦
東海東京サービス株式会社 シェアードサービス部 副部長 兼 経理財務グループリーダー 荒井 梓 氏
1998年に東京証券株式会社(現 東海東京証券)へ入社。個人営業職に11年従事。営業サポート、本社のバックオフィス業務を経て、2017年より東海東京ビジネスサービスへ出向。同社の経理業務を担当する中で、業務プロセス改善・業務効率化を図るための経理DX推進を担当し、新経理システムの導入を実現。2023年より現職。グループ全体の経理関連業務の統一・効率化を目指す業務に従事。
セッション3(1:08:00〜1:53:19)
グループ経営の高度化とGBS/SSC
シェアードサービスが企業にもたらす本質的な価値とは
EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社 グローバル・ビジネス・サービス パートナー 永井 康幸 氏
1998年にグローバルコンサルティングファームに入社し、業務改革、システム導入に従事した後、外資系ITO(ITアウトソーシング)やBPOを提供するファームのBPO事業責任者としてオペレーション改革や、中国を中心としたオフショアBPO展開に従事。その後、インド、フィリピン、東欧、中南米などグローバルなGBS/BPO/SSCコンサルティングに従事し、2018年より現職。経理財務、人事、総務、調達購買などを中心に、業務効率化、高度化を目指したGBSやシェアード・サービス・センター(SSC)の成熟度評価、構想策定、ビジネス・プロセス・アウトソーシング(BPO)の活用、業務移行、運用安定化に至る一連のライフサイクルについて、先進的なテクノロジーを活用して国内、およびグローバル企業を支援している。
本セミナーは、2024年10月23日(水)に開催された文藝春秋ビジネスカンファレンスの内容を、一部変更して配信しております
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